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だから私はケチを「経知」と書く。経済の知恵です。

by nobud on 1月 10th, 2011

年末に図書館で借りた本の巻末に近い章の一節。
発行は古い本です。
我が家は西宮なので大阪人ではないですが、関西なのでその通りと思う内容です。

毎日のちょっとした買い物でも、大阪の人は「いくらにしてくれますか」「やすならんですか」と値切りたおします。そういうケチ精神のないやつは大阪人じゃあないですね。ケチというのは、井原西鶴も描いた大阪の健全な経済感覚なのです。だから私はケチを「経知」と書く。経済の知恵です。

大阪人は子供の頃から、親が「勿体ない、勿体ない」というのを聞いて育ちます。モノを大切にせよという経済合理性を教えているわけです。だから、お使いにだされても自然と値切ることを覚える。うまいこと安く買えたり、失敗して正価で払ったりという経験を繰り返すうちに、交渉の仕方も上達するし、値切っていいものと駄目なものの区別が身についてくる。

だから大阪人は値切ることが上手になるのでしょう。これは一朝一夕でできるものではないのです。

吉本晴彦
「日々の駆け引き」に勝つ技術12
「なぜ大阪人は値切り上手なのか」

プレジデント社:『人を動かす言葉の戦略』 より


我が家の6歳の娘もスーパーのお菓子売り場なんかでよく「これ安い?高い?」と聞いてくる。
なるほど、妻に日々仕込まれているわけです。

そして、

値切っていいものと駄目なものの区別が身についてくる。

これが凄く大事だと思うのです。
なんでもかんでも値切るのは見苦しい。
しっかりと「モノの価値を知っている」ことが大事だと思います。
自分の価値観と世間の価値観、そこに違いはあるのか、大きいのか小さいのか。それを確かめる意味でも値切る。

私も関西に住み10年が過ぎ、関西人の妻に鍛えられ、少しは「経知」が身についてきたかな。

そして今日は十日戎。えべっさんです。
西宮神社の近くに住んでいるので今日ばかりは人も車も多くて大変ですが、仕事帰りに行ってくることにしよう。


From → memo log

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